不動産相続トラブルシリーズ vol.1:「あなたは相続で揉めない自信がありますか?」①

日付:21年07月08日 木曜日カテゴリ: スタッフブログ

こんにちは!リアルサービスの広報担当です。

普段仲の良いご家族が、縁を切るほどまでに揉めるもの。それが「相続問題」です。
あなたは、相続で揉めない自信がありますか?

今回は、これまでの事例をもとに、資産トラブルを防ぐ対策ポイントをご紹介します!

◆資産トラブル対策1:所有者が元気なうちに、全員で話し合おう

最近増えているのは、所有者ではなく、お子様がたからのご相談です。
というのも親や祖父母がなかなか相続の話を切り出さないので、「もし相続することになったら、何をすればいいか」が分からず、不安になってしまうようです。

相続で何よりも大切なのは、所有者の意思です。
よくご相談いただくケースは、所有者が、認知症などの病気や何らかの事情により、ご自身で名義の書き換えができなくなったというもの。

最大の注意点は、相続の書類は代筆ができないことです。
親子であっても、本人以外が代筆すると「私文書偽造」という、れっきとした犯罪になるので絶対に行わないでください。

また、相続分割については権利を持つ全員で話し合う必要がありますが、仮にその中の一人でも判断能力が低下している人がいた場合には、話し合い自体が無効とされるリスクも発生します。

資産を分割してスムーズに相続を進めたいなら、所有者と相続者が元気なうちに全員で話し合って互いの意思を確認しあっておくことが、揉め事に発展させないための第一歩と言えるでしょう。

 

◆資産トラブル対策2:老後の資金にしたい方は注意!

非常に難しいのが、「いずれ年を取ったら、不動産を処分して福祉施設に入ろう」と考えていたご本人が、いざ売却の段階になってご自身の意思を明確に示せない状態になっている場合です。

仮に、所有者である父親が急逝し、母親が認知症などにより判断を下せなくなっていた場合、不動産だけでなく全ての財産が凍結されてしまい、売却も名義の書き換えもできなくなります。

こうなると簡単に凍結解除はできません。
さて、どうすれば良いのでしょうか・・・。

少々複雑になりますので、この場合の対策は8月のブログでご紹介したいと思います。
ぜひ続きを読んでみてくださいね!