こんにちは!リアルサービスの広報担当です。
購入や引っ越しを検討するとき、住む予定の土地の「過去」を調べておきたい、という人もいます。
どうすれば土地の経歴を知ることができるのでしょうか?
近年の登記分は電子化されていますので、新しい情報が知りたければインターネットでも閲覧できます。
有料サービスになりますが、インターネットで登記情報を確認できる「登記情報提供サービス」というホームページがあり、個人でも不動産の登記情報提供を申請することが可能です。
電子化される以前の書類は法務局などに保管されていますので、古いものはそちらで確認できます。
いつまで遡れるのかは書類が残っているかどうかで土地ごとに異なりますが、明治・大正頃のもので遡れることは少なくありません。
登記以外の情報を知りたい時は地図が便利です。法務局で「旧土地台帳」が閲覧できるか確認してみましょう。
旧公図(きゅうこうず)と呼ばれる資料があれば、土地の地番や所有者などが割り振られた図を見ることができます。
明治時代の地租改正(1873年)以降は、土地に番号が割り振られてどこに何があったのかの証明が確認しやすい状況になりました。
以前そこに誰が住んでいたのか、何か建物が建っていたのかなどは、上記の方法で調べることができます。
登記情報以外の内容を知りたければ、図書館で古地図を確認する方法があります。
古地図から得られる情報は、昔の土地の形状や川の流れ、どこが田畑でどこが居住区だったかなど、土地の使用方法の移り変わりです。
しっかり整備がされている場所なら日常生活で大きな問題が生じることは少ないので、敏感になりすぎる必要はないかもしれませんが、過去に池や川など、水があった場所を避けたいという方は、古地図で確認しておくと安心かもしれませんね。