皆様、猛暑の夏をいかがお過ごしでしょうか。株式会社リアルサービス 代表の堤です。
現在、国土交通省は2020年の住宅流通市場・リフォーム市場倍増にむけて諸々の施策を進めております。その中で、「不動産情報ストックシステム」というものがあります。これはレインズや民間サイト等の取引データや周辺情報を収集し、宅建業社と一般消費者、特に不動産の売却を希望する方々に提供するものです。
恥ずかしながら不動産業界には以前から一部の業者に物件に「囲い込み」と呼ばれる慣習があります。不動産仲介業者は、一般の消費者からお預かりした物件を「レインズ」という不動産業者間の物件情報データバンクに登録し、他業社からの購入者紹介の依頼があれば紹介する義務を負うのですが、「囲い込み」は物件情報を独占し自社単独にて成約活動を行う行為です。
「囲い込み」はより購入力のある買手の情報入手を阻害するもので、売手、買手双方に不利益をもたらす身勝手な行為です。これを防止すること、そして近隣の取引事例の蓄積情報や瑕疵保険の加入の有無を記載した買手に必要な情報を統合して公開しようという試みが「不動産情報ストックシステム」です。
この「不動産情報システム」に頼らずとも現在、一般の消費者の方々は様々な不動産サイトを通して、殆どの売物件情報を手に入れることができます。物件情報の独占性が無くなれば、これからの不動産会社は司法書士や測量士の各部門のプロと上手く連携し、不動産の安全で最適な取引を導くことがあらためて、主な社会的使命となるでしょう。数年以内に100年ぶりの民法改正が為されます。この改正によりご自宅の売却においても、売主の物件の瑕疵や説明に対する責任が明確になる予定です。不動産取引をされる売主、買主様が不幸にならない為に、当社はこのような状況を踏まえ、得意とする不動産の調査と再生・有効活用のノウハウにさらに磨きをかけ、いかなる問題がある不動産のお悩みにも対応できる「不動産の総合病院」になります!熊本で最も信頼される不動産会社を目指して努力を続けます。